
米兵への“命令拒否呼び掛け”動画巡り激しい対立に
アメリカ政界で再び大きな火種が生まれています。
トランプ米大統領が20日、民主党議員6人に対してSNS上で「反逆行為は死刑だ!」と投稿し、国内外に衝撃が広がりました。
今回の騒動は、民主党議員らが米軍兵士に対して「違法な命令には従わないように」と呼び掛ける動画を公開したことが発端です。
いったい何が起きているのでしょうか。
■ 民主党議員の“命令拒否”呼び掛け動画とは?
18日、民主党の上下両院議員6人が共同で動画を公開。
全員が軍や情報機関で勤務経験があるメンバーで、信頼性のある顔ぶれです。
彼らが問題視したのは主に以下の点:
- トランプ氏が自治体の反対を無視して、主要都市へ州兵を派遣しようとしていること
- 国際法違反の可能性が指摘される「麻薬密輸船」への攻撃命令
これらを踏まえ、議員らは
「違法・違憲な命令には従う必要はない」
と兵士に向けて呼び掛けました。
アメリカでは軍人が“違法な命令を拒否する権利”は法的に認められていますが、大統領の権限に関わるデリケートなテーマです。
■ トランプ氏がSNSで激しく反応
20日、トランプ大統領はSNSで以下のように発言し、政界に衝撃が走りました。
- 「反逆行為は死刑だ!」
- 「裏切り者たちは逮捕し、裁判にかけるべきだ」
アメリカ史上、現職大統領が議員に対して「死刑」を示唆するのは極めて異例。
この強硬姿勢に批判が集中しています。
■ ホワイトハウスも議員を批判
大統領報道官のレビット氏も記者会見で議員側を厳しく非難。
- 「指揮系統を混乱させる危険なメッセージ」
- 「法的に処罰される可能性がある」
と発言し、ホワイトハウスとしても強硬姿勢を崩さない構えです。
■ 民主党側は強く反発
民主党指導部は即座に反撃。
- 下院トップのジェフリーズ氏
→ 「危険な殺害予告を断固非難する」 - 上院トップのシューマー氏
→ 「公職者の処刑を呼び掛けるとは、明白な脅迫だ」
と、トランプ氏の発言を真っ向から批判しました。
政権と議会の関係は、これまで以上に緊張状態に突入しています。
■ 今回の騒動が意味するものは?
今回の問題は単なる“口論”ではなく、以下の重大なポイントがあります。
● 1. 大統領権限の乱用か
動画で取り上げられた「州兵派遣」や「国際法上の問題」などは、権限の拡大と批判されやすい部分。
● 2. 民主党の“軍内部への直接訴え”
軍の命令系統は大統領 → 国防長官 → 軍指揮官と続くため、議員による直接の呼びかけは極めて異例。
● 3. 政治的分断のさらなる深刻化
「死刑」「裏切り者」といった過激な言葉が飛び交い、アメリカ社会の分断が一層深まっていることを象徴しています。
■ まとめ
アメリカでは大統領選を控え、政治的緊張がかつてないレベルに達しています。
今回のトランプ氏の「死刑」発言は、国内外で大きな議論を呼び、アメリカ政治の不透明感をさらに強めています。
今後、議員側が法的措置に踏み切る可能性もあり、騒動は長期化する見通しです!
引き続き動向を注視していきたいところです。
引用
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202511/20251121ds55_p.jpg
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