高市首相の答弁で日中関係が緊張する中、SNSで再び注目集まる
日中関係がピリつく中、思わぬ形で再注目されているのが トランプ米大統領（当時）の「中国が台湾に侵攻したら北京を爆撃する」 という過激発言。
これが今年11月、X（旧Twitter）で再び話題となり、議論が大きく広がっています。
■ なぜ今、トランプ氏の“爆撃発言”が注目されているのか？
発端は 11月7日の国会。
日本の高市早苗首相が、台湾有事についてこう答弁しました。
「武力を伴う場合、存立危機事態に該当し得る」
つまり、台湾が攻撃された場合に 日本が集団的自衛権を行使する可能性がある という趣旨。
この発言に対し、中国側が強く反発。
特に、薛剣（せつけん）駐大阪総領事はSNSで
「その汚い首は斬ってやるしかない」
と、極めて過激な投稿を行い、大問題となりました。
その後も中国外務省が撤回を求めるなど、日中関係は緊張状態に。
■ そこで再燃したのが “トランプ爆撃発言”
そんな中、Xで突然話題になったのが 1年以上前のCNN報道。
CNNによれば、トランプ氏は選挙期間中、習近平国家主席に対して…
「台湾を侵攻したら北京を爆撃する」
と伝えていたという内容。
このときCNNは「音声データを入手した」と報じており、日本メディアもその内容を紹介していました。
■ SNSの反応「高市首相より100倍ヤバくない？」
Xでは、この“爆撃発言”を引き合いに出す投稿が急増。
- 「高市の1億倍ヤバいw」
- 「トランプの方が圧倒的に強烈なのに中国はなぜ言わない？」
- 「台湾侵攻したら北京爆撃はもう笑うしかないレベル」
- 「これに比べたら高市さんの答弁なんて普通」
など、皮肉やツッコミが相次いでいます。
YouTuberで冒険家のゆたぼん（16）も、
「トランプ大統領は『台湾が侵攻されたら北京を爆撃する』って言ってましたけど？」
と投稿してさらに拡散。
■ 背景にある“台湾有事”をめぐる世界の緊張
今回の騒動は、日本だけの問題ではなく、
米中関係、台湾情勢、日本の安全保障 が複雑に絡みあった結果。
・日本：台湾有事にどう対応するか議論中
・中国：日本の発言にも強く反応
・アメリカ：トランプ氏の過激発言も再注目
SNSで再燃したとはいえ、
世界が台湾をめぐってどれほど敏感で緊張した状況にあるかがよく分かる話題です。
■ まとめ：なぜこの話題が広がった？
今回トランプ氏の発言が再燃した理由は、
- 高市首相の答弁で日中がピリついていた
- そのタイミングで過去の“爆撃発言”が掘り返された
- SNSが「高市より遥かにヤバい」と比較し盛り上がった
という流れが重なったため。
政治的な緊張の中で、SNSの話題がさらに炎上を加速させた典型例 といえます。
これから台湾情勢がどう動くのか、
そして日中・米中関係がどう変わっていくのか、引き続き注視が必要です。
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